二階堂ふみとGACKTのダブル主演で実写化される映画「翔んで埼玉」(2019年2月22日公開)のキャラクタービジュアルが10月31日に発表。主演の二人に加えて伊勢谷友介と京本政樹の計4人が、異界とも魔界ともつかない華美な衣装に身を包む姿が話題となっている。
「衣装デザインを担当した柘植伊佐夫氏は『寄生獣』や『進撃の巨人』でも衣装を手掛けた実績を持ち、その出来栄えは本作の武内英樹監督からも大絶賛されたとか。これらの衣装はまるで宝塚かスーパー歌舞伎かといった派手さと神秘さを秘めており、凡庸な演者では着こなすことが難しいことでしょう。それゆえ今回のビジュアル解禁では、よくぞこれほど濃い顔ぶれを揃えたものだとファンも大喜びしているようです」(映画ライター)
マンガ作品の実写化ではなにかとファンの期待を裏切りがち。それがこの「翔んで埼玉」は今回のビジュアル解禁でますます期待が高まっているようだ。そんななか、一部のファンからはこんな声も聞こえてくるという。
「口の悪いファンからは『山崎賢人がいなくてよかった!』との声があがっているようです。彼を巡っては『コミック実写化といえば山崎賢人』と言われるほど実写化映画への起用が多く、一部では“山崎ルール”との皮肉もつぶやかれるほど。しかし『キングダム』にしろ『ジョジョの奇妙な冒険』にしろ、山崎のキャラクター再現度や演技はファンから酷評されているのが実情です。この『翔んで埼玉』ではGACKTや京本政樹などの濃いメンツを揃えていますから、ここに山崎がいたらバランスが悪くなるのは明らか。一方で同作では若手俳優に成田凌や間宮祥太朗というこれまた濃いメンツを揃えており、キャスティング面ではすでに成功したも同然でしょう」(前出・映画ライター)
本作と山崎主演の「キングダム」は公開日が2カ月しか離れておらず、同時起用はそもそも難しかったはず。その意味で「翔んで埼玉」のファンは、「キングダム」に感謝してもいいのかもしれない。
(白根麻子)