ジャーナリストの安田純平氏が11月2日、日本記者クラブで記者会見を開いた。2015年6月、安田氏は内戦下のシリアで武装勢力によって拘束。3年4カ月ぶりに解放され、10月25日に帰国した。
会見では、拘束から解放までの経緯などが安田氏の口から語られた。質疑応答で武装勢力のリーダーの容姿を聞かれた安田氏は「顔は俳優の松平健のような顔をしていました。私、勝手に“健”と頭の中で呼んでいました」と回答。
すかさずネット民は、安田氏の“松平健似発言”に食いついた。「松平健に失礼やろ」「松平健に対する風評被害なので俳優にたとえるのはやめてください」「不謹慎ながら笑ってしまった」「松平健さんは怒っていいと思う。なんなら、成敗してもいいと思う」と、松平を心配する声が一斉に上がったのだ。
「安田氏が頭の中で“健”と呼んでいたというほどですから、本当に松平に似ていたのでしょう。誰もが知る有名俳優の顔にたとえるのは特別不謹慎ではなく、わかりやすくてよかったと思います」(週刊誌記者)
松平といえば、時代劇「暴れん坊将軍」(テレビ朝日系)が真っ先に頭に浮かぶ。江戸幕府の八代将軍・徳川吉宗を演じる松平が、悪の親玉の前で身分を明かし、成敗していくシーンは実に印象的だ。
「二枚目俳優の松平は『暴れん坊将軍』に代表されるように善玉の役を演じることが多い。しかし、安田氏の発言を聞いて、松平にテロリストのような悪役を演じてもらうのも面白いと感じたテレビ関係者がいてもおかしくありません。今後の松平の配役にも注目です」(テレビ誌ライター)
善玉にしても悪玉にしても、存在感は抜群のはずだ。
(石田英明)