NHKでは年末の紅白歌合戦の出場者選定が大詰めを迎えているが、固唾を呑んでオファーを待ち受けているのが、和田アキ子だという。
「デビュー50周年の節目の年だけに、紅白だけは何としてでも出場したい。今年は記念コンサートはもちろんのこと、5月には若手グループ(BOYS AND MEN研究生)と組んでまでしてシングルをリリースした。ただ、“芸能界のご意見番”キャラがどうしても邪魔してしまう」(レコード会社関係者)
そのシングルはオリコン初登場にして2位を記録したのだが、和田の単独でのオリコン売り上げは最高53位。これに当時は“ボイメン効果”と揶揄する声が上がったほどだ。
「このヒット曲を引っ提げる形でNHKの『ごごナマ』『うたコン』にも出演したのですが、これにも“節操がない”といった批判が殺到したんです」(前出・レコード会社関係者)
和田は2年前の紅白に落選した直後、テレビやラジオ番組でNHKへの恨み節を炸裂させ、“翌年オファーがあっても出演はありえない”などと絶縁とも取れる発言をしていた。
「これで好感度はさらに急降下し、昨年の紅白も落選。当然、批判は本人も承知のはずですが、そんなことはお構いなしで、なりふり構わずのアピールをしてきたんです」(芸能関係者)
しかし一方で、出演する「アッコにおまかせ!」(TBS系)では変わらず芸能界での騒動などに対し意見を連発。元貴乃花親方の相撲協会退職について「もう静かにした方がいい」と発言すれば、“静かにするのはお前だ”と瞬時にバッシングの嵐が巻き起こっている。
「北海道の被災地に向けてのお見舞いコメントの“言い方”についても文句がつく有様で、何か言う度にイメージが悪くなる。これ以上何か辛辣な発言をすれば、自爆になりかねません」(芸能プロ関係者)
“ご意見番”の座と紅白出場、どちらを取るのか。