女優の裕木奈江が芸能生活30周年を記念して、10月24、25日の2日間にわたり都内でライブ「裕木奈江 30周年記念ONE NIGHT LIVE with 吉川忠英 斎藤ネコ」を開催した。
「裕木がファンの前で歌声を披露するのは、実に13年ぶり。ライブ会場には彼女に会いに来た熱狂的なファンが集結。客席にはなんと、ミュージシャンの細野晴臣や作詞家の松本隆など大物アーティストの姿もありました」(音楽関係者)
1994年にリリースされた7枚目のシングル「空気みたいに愛してる」では、作詞を松本氏、作曲を細野氏が手掛けたこともあり、その縁で今回のライブにも足を運んだものと思われる。裕木は、10月25日更新の自身のツイッターで「松本さんと細野さんの前で『青空晩歌』を歌う日が自分の人生に訪れたことに感謝します」と、レジェンド2人の来場に感激。「青空晩歌」も同コンビが手掛けており、松本氏も同日の自身のツイッターで「青空晩歌と空気みたいに愛してるが素晴らし過ぎて、瞬間に録音当時に戻り涙ぐんでしまった」と、収録当時に想いを馳せている。
「元々東京アクターズスタジオの第1期生出身の裕木奈江。演技もできるし歌も歌えます。1992年にはシングル『泣いてないってば』で本格的に歌手デビューを飾っていたんです」(前出・音楽関係者)
しかし、なぜ13年もたった今になって突然ライブを行ったのか。業界筋はこう見る。
「今年1月期のドラマ『FINAL CUT』(フジテレビ系)で、亀梨和也演じる主人公の母親役として出演。再び多くのファンの前に姿を現しました。裕木といえば、2004年から海外進出を目指し留学。クリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』に出演するなど実績を積んできました。しかしその一方で日本では引退状態でしたが、昨今日本では、石田ゆり子を始め“アラフィフ女優”がブレイク中。しかも同年代でハリウッド帰りの工藤夕貴も今クールの話題作『下町ロケット』(TBS系)に出演して話題となっている。裕木も日本での“本格復帰”を目指しているのかもしれませんね」(エンタメ誌ライター)
今年、48歳。今回のライブは、“奇跡のアラフィフ”に名乗りを上げる狼煙というわけか!?
(窪田史朗)