女優の宮沢りえが、鼻筋の右横にあったトレードマークのほくろを取ったと話題になっている。11月7日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)では3~9月に除去したと推測。所属事務所も取材に対し、「ほくろを取ったことは間違いありません」と認めていた。
そのほくろ切除を巡っては、女性たちを中心に「なぜ45歳になった今になって取るの?」と疑問の声が続出。なかには「あのホクロが可愛かったのに」と、宮沢の判断に否定的な声もあるようだ。だが自らもほくろ切除の経験がある女性誌のライターは、そういった声に反論する。
「なぜ今ごろではなく、45歳の今だからこそ切除すべきなんです。宮沢のように盛り上がるタイプのほくろは、年齢と共にだんだんと成長するもの。ほとんどのほくろは良性腫瘍ですが、あまりに成長すると悪性化の恐れがありますし、高さが増すにつれ実生活にも影響が出てきます。ほくろ切除を単なる美容整形だと勘違いしている人も多いのですが、むしろQOL(クォリティ・オブ・ライフ)を高める治療行為と捉えるべきでしょう。医師の診断により『病理組織検査を要する』と判断されれば、保険適用にもなります」
保険が適用されれば数千円の出費で済むとか。自費診療の場合は1個につき1~2万円が相場で、前出の女性誌ライターは3個のほくろを合計4万5000円で切除したという。そのライターが、切除のタイミングと予後について指摘する。
「ほくろを切除したあとは皮膚が敏感になっているため、紫外線をできるだけ避けるべき。手術内容は局所麻酔したうえで、レーザーで削り取るやり方がほとんど。施術直後は皮膚が少しくぼんだ状態になり、軟膏を塗ったうえで絆創膏で保護するのですが、1~2週間は湿潤液が染み出てくるので外出時のマスク着用は必須です。少しは跡も残りますが、ファンデーションなどで十分に隠せる程度。傷口が治ればメイクの制限などはとくにありません」
どうやらこの時期はほくろ切除に適しているようだ。あなたの周りにも、いつの間にかほくろがなくなっている人がいるのかもしれない。
(白根麻子)