「ジャニーさんのSMAP愛は変わっていなかった」と、ジャニーズファンを歓喜させた出来事があった。
それは、10月7日から29日まで日生劇場で開催されたA.B.C‐Z主演「ジャニーズ伝説2018」の舞台でのこと。観劇したファンが、興奮気味に話してくれた。
「2部構成の舞台は、ジャニーズの歴史をたどるものでした。1部は、ジャニーズ誕生までの軌跡。2部は、事務所が発足してからのヒットメドレーです。その中で、すでに退所したフォーリーブスの『ブルドッグ』や田原俊彦の『ハッとして! Good』、そして、SMAPの『FLY』が出てきたんです。しかも、SMAPが全員で歌唱している映像が、舞台の大きなスクリーンに映し出されたんですよ。その時は、会場全体に大きなどよめきが沸き起こりました。その後に5曲あって『世界に一つだけの花』が始まった時は、大歓声がとどろいて泣いているファンもいました。みんなで『やっぱりジャニーさんは、SMAPのこと愛してるよね』って、あらためて思いました」
ファンがここまで感動したのには訳がある。今年8月、ジャニーズ事務所が全メディアに対し、木村拓哉と中居正広に「元SMAP」との肩書きを付けることを禁止したというネット記事が出たからだ。事務所が“SMAPを完全封印した”と思い込んでいたファンは、ジャニー喜多川社長の本意ではないと受け取ったそうだ。
「今作は、作・構成・演出はジャニー社長によるものです。つまり、SMAPをプログラムに入れたのはジャニー氏。事務所を退所した人であっても、ジャニーズを盛り立ててきた存在として認めている。そこにファンは喜んでいるんです」(芸能記者)
芸能界において、大きな存在だったSMAPを封印することは、不可能ということだろう。