嵐の相葉雅紀が獣医師役で主演するドラマ「僕とシッポと神楽坂」(テレビ朝日系)の視聴率が続落している。第3話と第4話はいずれも4%台に落ち込み、11月9日放送の第5話ではなんとか5.03%まで戻したものの、平均視聴率は5.2%と低値安定。このままでは「嵐」の名前に傷がつく事態もありえそうだ。
「この《金曜ナイトドラマ》は23時台の深い時間とはいえ、それなりの視聴率を連ねてきた枠。2016年10月期にTOKIOの松岡昌宏が主演した『家政夫のミタゾノ』は平均7.6%と健闘し、昨年1月期の倉科カナ主演『奪い愛、冬』は平均6.5%に留まったものの、水野美紀の怪演が話題を呼んでDVDのレンタルは好調です。それに対して悲惨な結果に終わったのが、昨年10月期に放送されたKis-My-Ft2(キスマイ)玉森裕太主演の『重要参考人探偵』で、平均視聴率4.8%に終わっていました。いくら23時台とはいえ平均5%割れは致命的な数字であり、相葉サイドも戦々恐々としているはずです」(テレビ誌ライター)
不調続きの「僕とシッポと神楽坂」だが、どうやら最低限の攻防ラインはキスマイ玉森が記録した平均4.8%となりそうだ。しかもこの数字、当のジャニーズ事務所にとっても絶対に譲れないギリギリの線になるという。芸能記者が指摘する。
「玉森が所属するキスマイは飯島氏の派閥だったと言われています。その飯島氏はSMAP解散後に追われるように退社し、現在は『新しい地図』を率いてバク進中。一方で相葉が所属する嵐はジャニーズの本流ど真ん中であり、次期社長と目される藤島ジュリー景子副社長の肝いりでもあります。それゆえ相葉のドラマが玉森の出演作に視聴率で負けるのはあってはならないこと。本作では人気アニメ『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系)とのコラボも決まるなど、なりふり構わず数字を取りに行く構えのようです」
ナイトドラマと「クレヨンしんちゃん」の相性が良いかどうかは疑問なところだが…。
(白根麻子)