2001年から続いた“約束”が今年、ついに果たされないことが発表された。
11月20日、TBSは歌手の小田和正による冬の恒例音楽番組「クリスマスの約束」の放送を延期することを発表した。
2001年から始まった同番組は、小田をメインに「アーティストがお互いを認め合えるような番組」というコンセプトのもと今日まで続いていた人気プログラムだった。
「小田和正は、この番組に限らず“一切妥協しない”アーティストであることはファンの間でも有名ですが、今回の報告にも『初夏より今年の番組制作についてミーティングを重ねて参りましたが…』とあり、この苦渋の決断には放送を楽しみにしていたファンの落胆の声がネット上に溢れています。一方で、『理由を明かさないというのはいい話ではなさそうですね』と放送延期に至った裏事情を憶測する書き込みも多数見受けられます」(エンタメ誌ライター)
17年連続で放送されている「クリスマスの約束」だが、過去に1度、“ほぼ再放送”に終始した年がある。エンタメ誌ライターが続ける。
「2014年は急きょ観覧客の募集が中止となり、放送内容はほぼ前年までの総集編と、新規収録は観客ナシのスタジオで録った数曲という異例の構成でした。その理由として、ツアーをやっていたから放送そのものをやる必要がないのではないかと考えていた小田と、そういうわけにはいかないという局側のすれ違いがあり、総集編に落ち着いたとのこと。また、その年のファンクラブ向けの活動記録DVDには、TBSの番組プロデューサーとの数回に及ぶミーティング、意見の衝突が収録されていたようです。今年も小田は全国ツアーをしていますので同じような状況になり、再び総集編を放送するわけにもいきませんから延期という判断になったという可能性もありますね」
あくまで延期とし、声明も「それに代わるものを出来るだけ早くお届けしよう、と言う結論に至りました」と締めくくられているが、果たしてどのような決着を見せるのだろうか?