フィギュアスケートGPシリーズロシア大会で、ケガを負いながらみごと優勝を果たした羽生結弦選手。今シーズンのフリーの演目は、自身のスケート人生に大きな影響を与えたエフゲニー・プルシェンコへのオマージュである「Origin」のプログラムとなっているが、その先輩に対する敬愛の念は羽生選手でとどまることなく、さらに下の世代へ連鎖してゆくようだ。
「どうやら、プルシェンコの愛息、サーシャの愛称で知られるアレクサンドル君が、羽生選手を慕っているようなのです。今回のロシア杯でも、試合後の羽生選手と2ショット写真を撮り、羽生選手を偉大なスケーターとして優勝を祝福しています。ケガについても、早くよくなってと応援の声を送っていました。プルシェンコの影響を羽生選手が受け、その影響をプルシェンコの息子が受けるという敬愛の連鎖がこれからどんどん続いていくのだとすれば、とても素敵なことですね」(スポーツライター)
サーシャ君はそのキュートなルックスで、しばしばファンのツイッターやブログにも登場している。
「バックヤードで羽生選手と写真を撮りに行く時に、ケガをした羽生選手を慰めるために忍者のグッズを持って行ったそうです。きっと自分の大切な宝物をプレゼントして慰めようと思ったのでしょうけれど、ネット上では『なぜ忍者?』『キュート!』と話題になっていました」(前出・スポーツライター)
サーシャ君も昨シーズンにスケートデビューを飾り、小さなスケーターとしてプルシェンコとともにアイスショーなどにも出演しているようだ。ぜひ、いつの日か敬愛する羽生選手の「Seimei」をベースにしたプログラムを滑ってほしいものだ。
(芝公子)