アメリカ大リーグで新人王に輝いたエンゼルスの大谷翔平選手に対し、元レッドソックスのデビッド・オルティス氏が「MLB(打リーグ機構)はマーケティングしか頭にない」と異議を唱えたことが日本にも伝わってきているが、まさにマーケティングという印象を抱かざるを得ない“新人賞”をこのたび受賞したのが、木村拓哉と工藤静香の次女・Koki,の「エル・ガール ライジングスター賞」かも知れない。
「11月26日に都内で開催された雑誌『ELLE』が主催する『ELLE CINEMA AWARDS 2018』にて“エンタメ界において今年最も輝いており、これから活躍を応援したい女性”に贈られる賞が『エル・ガール ライジングスター賞』です。2015年に“映画を愛する女性のためのアワード”として創設されたのが同賞。Koki,といえば、5月に『ELLE japon』でモデルデビューしたことで知られていますが、やはり、映画に出演したこともない新人モデルに映画賞を与えるということにネット上では当然ながら異論が噴出しています」(エンタメ誌ライター)
その恵まれた環境のせいで、15歳の少女が受けるには重すぎるバッシングが吹き荒れてしまうKoki,だが、このニュースについても「映画出演経験の無い者に与える映画賞。自身の映画賞の価値が下がり、受賞した方も反感を持たれる。こんな誰も得しないことを、なぜやる?」「映画賞なら映画に関わっていることが最低限の条件じゃないの?彼女に受賞させるためにあえて“エンタメ界”って言ってる?」という指摘や、「おめでとうございます。ポテンシャルが高すぎて映画に出演するまでもないということですね。素晴らしい快挙です。やはりキムタクと静香の娘は何でもありですね!」といった皮肉がネットに飛び交っている。
「実際、木村拓哉や工藤静香が業界的圧力で娘に箔をつけているというよりは、Koki,というブランドにすがり、あやかろうという業界に対する嫌悪感というのが、世間の受け止め方なのかも知れません。『審査員、どうかしてる』『審査基準がわからない』といった声とともに『野球未経験で沢村賞』『漫才をせずにM-1優勝』といった例えが大喜利のように噴出。“賞を出す方も出す方、受け取る方も受け取る方”という理解に落ち着いているように見えます」(前出・エンタメ誌ライター)
世間を黙らせるには、今後の活躍次第だが果たして。