ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が構成・演出・脚本を手掛ける舞台「JOHNNYS’ ALLSTARS」シリーズは、ジャニオタの間で広く浸透している。ショービジネスにこだわり続けたジャニー社長のすべてが凝縮された同作。今回は12月3日、「JOHNNYS’ King & Prince IsLAND」として東京・帝国劇場で幕を開けた。主演は、キンプリことKing & Prince。パニック障害の治療にあたる岩橋玄樹が休演することでも、話題になった。
ジャニーズの帝劇(帝国劇場)といえば、Kis-My-Ft2・玉森裕太主演の「DREAM BOYS」シリーズ、KinKi Kids・堂本光一主演の「Endless SHOCK」シリーズがある。「SHOCK」は今年3月、通算1600回公演を達成して、“ミュージカル単独主演記録トップ”の記録をみずから更新してみせた。
「そんな帝劇のバックヤードには2015年ごろ、オールドアメリカンな長くて赤いベンチがありました。某有名飲料メーカーの名前が入ったそのベンチは、A.B.C-Zの塚田僚一が贈ったものです。といっても、塚ちゃんが帝劇に寄贈したのではなく、メンバーの戸塚祥太へ誕生日プレゼントとしてあげたもの。戸塚は大きすぎるベンチを持って帰ることをためらい、公演中だった帝劇の楽屋で使用。千秋楽を終えたあとも、そのままにしておいたんです」(アイドル誌ライター)
当時は、ジャニー喜多川社長が座っていたという。かなり重宝したようだが、およそ3年経った今、どうなっているのかは不明だ。
「この一例からもわかるとおり、塚田がメンバーに渡す誕生日プレゼントは、あまり喜ばれないケースが多いんです(笑)。橋本良亮には、本格ステーキ店に飾られていそうなバッファローの頭骨をあげています。また、河合郁人には、彼が音楽劇『ルードウィヒ・B~ベートーヴェン 歓喜のうた~』で主役の天才音楽家モーツァルトを演じた翌年(15年)、モーツァルトの木彫を贈っている。しかも、音楽室にあるほどのビッグサイズでした」(前出・アイドル誌ライター)
そんな河合は31歳になった今年10月20日、東京・日生劇場で公演されていたミュージカル「ジャニーズ伝説2018」の舞台上で誕生日を祝ってもらっている。塚田は、頬にキスをプレゼント。ついに、物ではなくアクションに転じたようだ。
塚田の次なるプレゼントに、メンバーは戦々恐々としているのかもしれない。
(北村ともこ)