今春放送された田中圭主演の連続ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)の映画化が12月6日、発表された。
同ドラマはモテないサラリーマン(田中圭)を巡って上司(吉田鋼太郎)と後輩(林遣都)が三角関係を繰り広げるラブコメディー。男同士のピュアな恋物語に女性視聴者が飛びつき、SNSで大盛り上がり。ドラマ終了後は“おっさんずロス”の声が相次いだ。東京、大阪、名古屋で開催された「公式展覧会 おっさんずラブ展 ~君に会えてよかった。~」は大入り満員の大盛況となり、12月16日まで東京・タワーレコード渋谷店で凱旋開催中。オリジナルグッズが飛ぶように売れ、映画化決定でさらなる盛り上がりとなりそうだ。
ドラマが話題になり、2年前の写真集が重版される異例の事態になった田中は、映画化決定の朗報に「ドラマと同じキャスト、スタッフでもう一度『おっさんずラブ』の世界を作れるというのは楽しみですし、みんなで最高のゴールを狙えるのではと思っています」と意気込んでいる。来年1月2日には全話一挙放送「おっさんずラブ 映画化決定記念!新春イッキ見SPだお」も決定。公開される夏までの間、何とか話題をつないでネタ切れにならないよう仕掛けていく作戦だ。とはいえ心配なことが2つある。
「確かに『ツイッター世界トレンド1位』や『2018ユーキャン新語・流行語大賞』トップ10にノミネートされたが、ドラマそのものの視聴率は深夜時間帯とあって低かった。初回2.9%でスタート、最終回5.7%で終了。平均視聴率は4.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。無料で観られるテレビドラマの視聴者とお金を払って観に行く映画の観客は別物。映画の内容も完結した最終回のその後を描くことになり、どれだけ“萌えエピソード”が散りばめられるか疑問。そして一番の不安要素はドラマでスポットライトが当たった田中が馬脚を現したこと。ギャンブル好きの素顔や、デキ婚にもかかわらず結婚をためらったことを白状。妻子持ちの身でグラドルと合コンした過去などがほじくり返され、好感度がダダ下がりしています」(芸能ライター)
口は禍の元だお。
(塩勢知央)