お笑い芸人のエハラマサヒロが12月10日、自身のツイッターアカウントを更新し、第4子となる男児の誕生を報告するも、一部から批判の声が上がる事態となっている。
「待望の長男くんが生まれて来てくれました」(現在このツイートは削除済み)と同日にファンへ報告したエハラにはすでに3人の女児がいることから、この“待望の”という表現が“長男”にかかっていると解釈した一部のファンより「子供は親の態度をよーく見てるから、しっかり父親の本音『女の子は無価値』が伝わってるよ」との反感コメントが寄せられてしまった。
こうした事態を受け、エハラは13日に上述の反感コメントを引用し、「“待望の”は“産まれてきてくれました”にかかってるんですが、こう言う方が何人かいらっしゃいました。この方は“女の子は無価値”と思ってらっしゃるんですね…かわいそうです」とツイート。続けて、「お子ちゃんが産まれた嬉しいツイートでしたが一部の不快に思われた方々の攻撃的な返信がありましたので、これ以上不快に思われる方が出ないように削除しました。人の価値観は違いますしそれまでの人生からの捉え方しか出来ませんから僕が間違ってる所も多々あると思います。全ての人の幸せを望みます」とも投稿し、出産報告ツイートを削除した経緯を説明している。
「何気ないエハラの“待望の長男くんが生まれてきてくれました”というつぶやきでしたが、数年前であればここまでの騒動には発展していなかったでしょう。最近は大学の医学部入試における男女の差別が発覚したり、お笑い芸人のとろサーモン久保田かずのぶとスーパーマラドーナ武智による上沼恵美子への暴言に“オバハン”“更年期障害”といった言葉が含まれていたりと、女性にとっては過敏にならざるを得ないニュースが相次いでいます。普段であればサラッと流されるような言葉でも、この時期だからこそ一部の女性を刺激してしまったという見方ができるかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
エハラは14日にも今回の騒動に関して「色々とツイートありがとうございます。否定(的なリプライ)は1割にも満たないので気にしておりませんが僕の配慮のかけたツイートで悩んだり家庭が大変になって悲しんだ経験を思い出した方もいたので返信させて頂きました」と綴り、自身の投稿に配慮が不十分であったことも認めている。
もはや、慶事の報告さえ気を遣わなければならない時代なのか。あるいは不特定多数へ向けてのSNS投稿などやめてしまったほうがいいのか。
(木村慎吾)