M-1グランプリ2018終了後に、お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智による飲み会での“暴言動画”の標的となったタレントの上沼恵美子だが、件の騒動による特需が発生する可能性があるという。
「週刊新潮」は12月13日号の記事内で、フジテレビが2019年2月から夕方のドラマ再放送枠を廃止し、同枠に上沼が関西ローカルで20年以上にわたって司会を担う「怪傑えみちゃんねる」(関西テレビ)を放送するプランがあることを紹介。同番組は毎週複数名のゲストを招き、饒舌な上沼と大平サブローが巧みに回す軽快なトークバラエティで、先のM-1グランプリにおいて上沼がダウンタウンの松本人志に出演を直接要請したことでも知られるヒットコンテンツだ。
「高い時には視聴率が20%を超えるという上沼の関西での影響力を象徴するような人気番組ですが、関東圏では他のヒット番組に比べ、その存在はあまり知られておらず、今回の久保田と武智の“暴言騒動”が『怪傑えみちゃんねる』の東京進出のキッカケになるかもしれません。そもそも東京に住む若いお笑いファンからすれば、かつて島田紳助氏が座っていた審査員の“一番右の席”に松本ではなく上沼がドンと構えている理由が想像できていなかったでしょうが、久保田らの暴言騒動によって、上沼がいかに実績のある漫才界の重鎮であるかが多方面で説明され、初めて上沼の凄さを知ったというお笑いファンも多いです。“オバハン”などと罵られた被害者とのイメージも相まって、女性からの支持や好感度も味方する為、今こそ上沼を東京で本格的に売り込む絶好のチャンスと言えるでしょう」(テレビ誌ライター)
久保田と武智は、上沼が“関西の女帝”から“日本の女帝”に昇格する前に、一刻も早く誠意のこもった謝罪をするべきなのかもしれない。
(木村慎吾)