NEWSのカウントダウンコンサートが空席祭りになりそうだという。NEWSはこの年末年始にドームツアーを開催し、なかでも12月31日の京セラドーム公演はNEWSにとって初となる単独でのカウントダウンコンサートとなっているが、その売れ行きが芳しくないというのだ。
今回はファンクラブ先行、そして一般と2回の抽選発売があり、ツイッターには落選の報告も少なくなかった。ところがふたを開けてみると、チケット売買サイトには大量の出品があり、しかも定価の8500円を下回る値引き出品も少なくない状況だ。そんな状況にも関わらず、当日に空席が目立つことはないという。
「ジャニーズでは電子チケットを採用しており、席番は当日の入場時に判明する仕組み。そのため主催者側では券売数に応じて座席を調整できます。京セラドームならスタンドの上段席を閉鎖するのは簡単ですし、下段席も外周側を暗幕で覆うことで席数を減らせます。アリーナ席についても花道を大きくとれば、おのずと席数は減ることに。それに加えてステージを横方向から見る『見切り席』も設置せず、実質的にドームの半分しか使わないようにすれば、座席数を1万人台に減らすことさえできますね」(音楽業界関係者)
こういった手法で客席エリアを狭めれば、たしかに空席は減ることになる。そんな寂しい状況のNEWSカウコンだが、今回のコンサートに関しては「絶対に観たほうがいい」との声もあるというのだ。
「客席エリアを狭め、見切り席もなくすことで、すべての席が『良席』となります。そして巨大な花道の設置も予想されるので、どの席からでもメンバーを間近に見られる可能性が高い。そしてなによりジャニーズのコンサートは演出がド派手で、純粋にエンターテイメントとしても楽しめます。普段はジャニーズを敬遠していたり興味がない人でも、定価割れでチケットが買えるなら、一見の価値はありますよ。ほかにもトイレの混雑が減ったり、売店の列も短くなるはず。規制退場にかかる時間も短くなりますし、『コンサートを楽しむ』という視点で考えれば、観客の少なさはむしろいいことずくめと言えるでしょう」(前出・音楽業界関係者)
初詣の代わりにナマの手越祐也を拝みに行くと思えば、NEWSのカウコンは悪くない選択肢かもしれない。
(白根麻子)