大みそかの「第69回 NHK紅白歌合戦」への連続出場は逃したものの、18年もKinKi Kidsはその勢いを落とすことがなかった。堂本剛、堂本光一のソロ活動も、高い水準をキープ。恒例の年末年始のドームコンサートこそ中止になったものの、音楽家、役者として実りある1年を送ったようだ。
18年に公開された映画は、剛が出演した「銀魂2 掟は破るためにこそある」だけ。前年の続編で、剛と親しい福田雄一監督作品とあって、デリケートな剛が穏やかな気持ちで臨めた作品だったに違いない。その“銀魂”シリーズの撮影現場には、光一から巨大で高額な差し入れが届けられていたという。エンタメ誌ライターが振り返る。
「それは業務用クーラーです。その年、光一は私生活で業務用クーラーを買いました。でも、まったく使っていない様子だったのでマネジャーが“銀魂”の撮影真っ最中だった剛に、『あれ、光一さんがぜんぜん使ってないけど、いりますか?』と聞いたそう。すると、『みんな、助かるかもなぁ』という返事だったのでマネジャーを介して剛の手に渡り、現場に持ちこんだんです」
そんなこととは露知らず、現場では菜々緒や菅田将暉らが当たり前のように恩恵を受けた。もっとも2人が、光一の私物であったことを知ったのは、「KinKi Kidsのブンブブーン」(フジテレビ系)の本番中だった。
「菜々緒は『光一さんのやつだったんですか?』と、目を白黒させていました。菅田は、『あれ、私物やったん?』と関西弁丸出しで仰天。知っていた剛は『めっちゃ冷えた』と感激していました」(前出・エンタメ誌ライター)
あえて「光一から……」と知らせておかないあたりが、なんともKinKiらしい。
そんな光一は、2月4日から東京・帝国劇場で始まる座長公演「Endless SHOCK」の千秋楽で、史上最速となる18年5カ月で単独主演1700回の記録を打ち立てる予定。一方のKinKiとしては、昨年12月19日にリリースしたシングル「会いたい、会いたい、会えない。」がオリコン週間ランキングで初登場第1位を獲得。デビューシングルから40作連続トップというギネス世界記録を、自ら更新してみせた。
デビューから21年。関西発ジャニーズコンビの第1号はいまだ色あせない。2019年の活躍が楽しみだ。
(北村ともこ)