12月21日に放送された音楽特番「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)にアイドルグループNEWSが出演。9月発売の24thシングル「生きろ」を熱唱したが、タイミングがタイミングだけに視聴者には“自らを鼓舞する応援歌か?”と受け取られてしまったようだ。
同楽曲は7月期に放送された加藤シゲアキ主演ドラマ「ゼロ 一獲千金ゲーム」(日本テレビ系)の主題歌で、一攫千金を目指して命をかけてゲームをしていくというドラマの内容にリンクさせて、「生きること」をテーマにしている。サビにある〈生きろ! 敗北を知ったって、0(どん底)にいたってまたやり直せるだろ〉〈そう授かった命の全てかけて燃え尽きるまで生きていく〉というストレートな歌詞が特徴的な応援ソングだ。
その曲でHey!Say!JUMP、関ジャニ∞とともに応援メドレーの先陣を切ったNEWSだったが、視聴者からは「この歌、小山が歌うと説得力半端ないな」「小山の応援歌にしか聞こえない」「小山、お前も頑張って生きろよ」などといった声がネットに上がるなど、歌詞の内容と小山の気持ちをオーバーラップさせた人が多かったようだ。
「6月に未成年女性と飲酒したことにより、活動自粛の処分を受けた小山。わずか3週間ほどで芸能活動は再開させたものの、12月にはレギュラー出演していた報道番組『news every.』(日本テレビ系)からの正式降板が発表されています。大きな仕事を失ったばかりとあって、その現状が見事に歌詞の内容とマッチしていましたね。さらに小山のソロパートの歌詞も《果てしない闇へと向かって 飛べやしないとやたら凹んで》というもので、小山もかなり気持ちを込めて歌っていたように見えました」(エンタメ誌ライター)
当人にとっては泣いてしまってもおかしくない歌詞の内容だったが、大きく乱れることなく歌い上げた小山には拍手を送りたい。
(田中康)