年末のフィギュアスケート全日本選手権で、ケガを押して出場し優勝を飾った宇野昌磨選手。4年ぶりの現役復帰となった高橋大輔選手が2位に入る快挙で大きな話題となったが、その表彰式で起こったささやかな珍現象もまた、一部で話題になっていた。
その珍現象とは、表彰台に並んだ時の背の高さ。今回の表彰台は1位がいちばん高く、2位、3位と10センチずつくらい低くなっていたのだが、宇野選手がケガの影響もあってスケート靴ではなく運動靴を履いて並んだため、表彰台の上では背の高さがほぼ横並びになったのだ。
表彰式に出る前のバックヤードの映像でも、宇野選手がそのことを気にしているシーンが映っていた。
「3人が並んでいる時に、宇野選手が『めっちゃ低いんじゃない? 俺の身長』と言って、ほかの2人を苦笑させていました。実際に表彰台に乗ってみたら、2位の高橋選手、3位の田中刑事選手と同じ背の高さ。期せずして目線がそろった3人は、仲良さそうに笑っていました」(スポーツライター)
ちなみに、公称で宇野昌磨選手の身長は159センチ、高橋大輔選手は165センチ、田中刑事選手は173センチだという。3人の絶妙な身長差、そして宇野選手がスケート靴を履かずに表彰台へ上るという偶然が生んだ、なんとも微笑ましい珍現象だったのだ。
(芝公子)