ジャニーズアイドルでありながら大のジャニーズマニアでもあるのが、A.B.C-Zの河合郁人だ。およそ13年におよぶジャニーズJr.時代を経て、12年にようやくジャニーズ事務所史上初のDVDデビューした苦労人。そんな彼は木村拓哉の大ファン。ライブ映像や主演ドラマを何度も見ているため、ダンスの特徴や歌唱方法、衣装、台詞を完コピできる。木村のお気に入りアイテムを、追っかけて買うことも当たり前だ。
憧れが強すぎるせいか「会いたいけど会いたくない」と、まるで乙女のような感情を持ち、ジャニーズに入所してからも木村と会ったことはなかった。しかし17年、ついに運命の時を迎えた。木村の粋なはからいによって、夢にまで見た対面を果たしたのだ。
「放送作家の鈴木おさむ氏がパーソナリティーを務めていたラジオ『よんぱち 48hours -WEEKEND MEISTER-』(TOKYO FM)で、河合は月いちのゲストアシスタントを務めていました。その日の番組後半で、木村の主演ドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)の主題歌『LA・LA・LA LOVE SONG』をかけたんです。この番組は生放送ですが、その日は偶然、木村も自身のラジオの録音で同じビルにいて、終えて帰ろうとしたとき、『LA・LA・LA LOVE SONG』が聴こえてきた。そのまま踵を返して、鈴木さんの番組にサプライズ出演したんです」(エンタメ誌ライター)
鈴木氏は、SMAPデビューの翌92年にスタートしたバラエティ番組「夢がMORI MORI」(フジテレビ系)に作家として参入して以来、木村と仲がいい。“夢MORI”終了後にスタートした「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)でも共に仕事をしている。以降、SMAP解散後も、木村関連のバラエティ番組に欠かせないキーマンだ。そんな鈴木氏のラジオとあって、木村も乱入したのだ。
「交通情報が流れているあいだに、木村がスタジオに出現。河合が自分のファンであることを知っていたので、あえて無言で背後に立って、驚かせたそうです。そこからの河合はといえば、手汗が止まらず(笑)。A.B.C-Zの最新写真集を目の前で見られて、恥ずかしかったそうです」(前出・エンタメ誌ライター)
キムタク愛が現在進行形の河合。昨年の夏、事務所から木村の公式写真が数パターン発売されたが、河合は自腹で買ったという。彼の木村拓哉愛はどこまで続くだろうか。
(北村ともこ)