1月11日からスタートしたドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」(テレビ朝日系)。就職先のテレビ制作会社で過酷なロケや理不尽な業務、お局のイジメに遭っている、女優の岡田結実が演じる“女子力0”の主人公・一之瀬ひかりが、口に出せない本音や愚痴を代弁してくれる、遠藤憲一演じる“妖精のおじさん”から時に人生のアドバイスをも受け、成長してゆくという新感覚の“お仕事ドラマ”だ。
「ドラマの見どころは、新人AD・ひかりが慣れない現場で孤軍奮闘する姿や、“妖精のおじさん”が吐き出す超毒舌。そして外せないのが、脇を固める“超濃厚キャラ”たちです」(テレビ誌デスク)
ひかりの上司で城田優演じる千葉は、バラエティ番組「限界MAX☆あなたも私もヤッテミー!!」の担当ディレクター。新人でどんくさいひかりに常に檄を飛ばすも、プライベートでは女性関係にだらしない男。田辺誠一演じるプロデューサー・泉は、イケメンでオシャレ系業界人。上層部の命令には速攻「御意!」で、昨日言っていたことが今日になるとコロッと変わるいわゆる“はしご外し”で部下たちを振り回す。そんな中、特に話題になったのが、18日に放送された第2話でタレント・青木さやかが演じた“お局AD”の演技だ。
「青木が演じる馬場は、『私は女を捨てて仕事に生きる!』を自負しているベテラン女性ADで、通称“ババア”。世間知らずのひかりの一挙手一投足が気に入らず、ネチネチ“お局イジメ”を仕掛けてきます。そして、この演技が彼女のキャラとあまりにもマッチしすぎていて、意地悪をしているのに“スカッ”とした気分にまでさせられるんです」(芸能ライター)
ドラマでも、会議中に居眠りしていたひかりに「たるんでいるんじゃない!?」と一喝。「あなたは新人のつもりかもしれないけどゲストにとっては、あなたは番組の一員なわけだから」と息つく暇もない早口でまくし立てる。そして、ひかりが作成した議事録を見て「この議事録は何だろうか」「読みづらいとは思わないの」など、嫌味、パワハラのオンパレード。そんな青木の“お局”演技を見た視聴者からは「青木さやか最高!」「青木さやかパワハラお局超似合いすぎやん」といったコメントがツイッター上でも噴出している。
「青木は実は女優歴が長く、2004年のドラマ『奥さまは魔女』(TBS系)をはじめ、今までに約30本ものドラマに出演しています。中でも今回は特にハマリ役。これからも彼女の“パワハラお局”の演技が楽しみですね」(前出・芸能ライター)
まだ始まったばかりの「WATAOJI」。青木渾身のパワハラ演技にこれからも注目したい。
(窪田史朗)