4人組ムード歌謡グループの「純烈」が、小林幸子の新曲「ポーカーフェイスにさよなら」(2月6日発売)のMVにゲスト出演。1月12日に収録されたという同MVが、4人体制での初仕事となった。
その純烈ではメンバーの友井雄亮が、交際女性へのDVと金銭トラブルをスクープされ、その責任を取ってグループを脱退。芸能界も引退していた。昨年末の「第69回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした直後の醜聞となったが、ファンからは「このタイミングで良かった」との声が出ているという。芸能記者が指摘する。
「ひとつにはMVの撮影日が友井引退の翌日だったことです。もし友井のトラブル発覚がもっと後にズレ込んでいたら5人体制で撮影していたでしょうから、このMVはお蔵入りしていたはずで、そんな取り返しようのない大失態を防ぐことができました。しかも純烈側は当初、出演を固辞するつもりでしたが、小林サイドが『後押しになれば』とのことで出演にゴーサインを出したのだとか。このように大御所からの支援を受けられたこともまた、タイミングの絶妙さを物語っています」
そしてもう一つの理由は純烈自体の活動にあるという。スーパー銭湯アイドルとして人気を博してきた純烈だが、4月23日には東京国際フォーラム・ホールCにて「純烈コンサート2019~AYUMI~」を開催予定。これが彼らにとっての大一番だというのである。
「純烈は17年11月に初めて東京国際フォーラムに進出し、三山ひろしらをゲストに招いた『純烈祭!全員集合』を成功させました。翌18年5月にはグループ初となるホールツアーの初日を同所で開催し、メンバーの小田井涼平がLiLiCoとの結婚を発表した直後だったことから会場には報道陣が殺到したものです。このように東京国際フォーラムは純烈にとって大事な会場であり、2月1日のチケット一般販売に向けて宣伝ポスターも作成していますが、そのポスターには早くも4人体制の写真が使われています。もし友井の一件がもっと遅く発覚していたら、5人バージョンでのポスターを慌てて差し替えるといった弥縫策に追われていたはず。このように友井の脱退&引退は、グループへの影響が最小限で済むタイミングになっていたわけです」(前出・芸能記者)
なお各地で開催しているディナーショーではまだ、5人体制のポスターが一部残っている状況だ。そんな混乱もそのうち、笑い話に昇華されるのかもしれない。
(白根麻子)