昨年末から続く忘年会や新年会による食べ過ぎ飲み過ぎが続いたことで、今は内臓が疲れ果てている頃ではないでしょうか。そんなときには、次のような食材を取り入れてみるのもよさそうですよ。
信州大学農学部の伴野潔教授によると、「りんご」に含まれるポリフェノールやペクチンなどの食物繊維には、さまざまな病気のリスク低下や健康に対する働きが期待できるのだとか。中でも、伴野教授が開発した赤い果肉のリンゴ「なかののきらめき」については、ポリフェノールが通常のりんごの約3倍含まれており、総コレステロール値や悪玉コレステロール値の改善などに関連する報告や、肝臓の働きに影響を及ぼす脂質との関連が報告されているそうです。
そして、りんごとセットでいただきたいものとして、伴野教授がオススメするのが「コーヒー」。大井町にある居酒屋「鹿児島県霧島市 塚田農場 大井町店」では2019年1月31日まで、赤果肉リンゴを使ったスイーツとカフェインレスコーヒーをセットにした“〆スイーツ”を1日5食限定で提供しますが、このメニューを監修したのが伴野教授です。なんでも、コーヒーにもポリフェノールが多く含まれているので、肝臓の健康にもいい影響が期待できるそうですよ。
また、「肝臓を食べ物、食べ方、生活法で強くする本」(主婦の友社刊)には、タンパク質は肝機能を高めるのに欠かせない栄養素だと書かれています。タンパク質といえば肉をイメージしますが、肉に偏らず、魚・卵・乳製品・大豆など、動物性と植物性のタンパク質を両方バランスよく摂取するのがいいのだそうです。
肝臓の疲れが気になるという人は、体をいたわるこれらの食材を、ぜひ取り入れてみてくださいね。