今、話題の「メディカルアロマ」。香りが脳に働きかけるということは、医療の現場においても注目されているようですね。このメディカルアロマ、メディカルアロマ検定の公式サイトの定義によると、「アロマセラピーの知識だけではなく、心理学や基礎医学、メディカルハーブなど幅広い知識を用い、精油の機能や効果を心と体の不調に活かす、現代社会にあった心と体の新しいケア方法」なのだそう。
では、メディカルアロマは実際、どう役立てられるのでしょうか。昭和大学医学部の塩田清二さんは、学研パブリッシング編集「らくらくねんきん暮らし vol.4」(学研プラス刊)の中で、近年の研究ではレモングラスの香りが認知症予防と改善に効果が期待できることが分かっていると述べています。なんでも、レモングラスの香りをかぐと、前頭葉が活性化するのだとか。前頭葉は、思考や記憶をつかさどる部分なので、記憶力や集中力がアップするというわけです。これは、認知症の人だけではなく、働き盛りの私たちにも使えそうですね。
使い方としては、マスクの内側の鼻に当たる部分に、レモングラスの精油を1滴もしくはアロマミストをワンプッシュしたものを、一定期間つけているといいそうですよ。
医学的にも効果が期待できる「メディカルアロマ」、ぜひ日常的に取り入れてみたいものですね。