本人が抱いていた不安は見事に的中してしまったようだ。
中島美嘉が1月29日に放送された生放送音楽番組「うたコン」(NHK総合)に出演。自身の代表曲「雪の華」を熱唱したところ、思わぬ反響が見られている。
同楽曲は2003年にリリースされた冬の恋模様を描いたバラード曲で、同名の映画が公開されることで再び脚光を浴びている。
今回はその告知も兼ねて、中島が同楽曲を生歌唱したのだが、その歌声を聞き、視聴者は違和感を覚えてしまったようだ。
「中島の高い歌唱力があってこその心に響くバラード曲ですが、全体的に歌唱が不安定だったり、今回はサビの高音部分が出ていなかったりと、CD音源とは程遠い歌唱で、お世辞にも上手いと言えるものではありませんでした。そのため、視聴者からは『全然高音出てないじゃん』『中島美嘉って、こんなに不安定な歌声だったっけ』『今日、すごく不調じゃね?』『聞いてて、ヒヤヒヤした』などという指摘が散見されています。中島は2010年に持病の両側耳管開放症が悪化して、音程を正しく聞き取れなくなってしまい、活動を休止しています。そこからわずか半年で活動を再開していますが、『雪の華』自体、難易度が高い楽曲ですから、今後も好不調の波に悩まされてしまうでしょう」(エンタメ誌ライター)
しかし、病気を抜きにしても、中島には同楽曲を歌うことへのためらいがあるようだ。
「1月29日に『産經新聞』が配信した中島へのインタビュー記事で、中島は同楽曲がいかに難しい楽曲かを説明しており、『ライブ経験を積んだ今の方が歌う怖さが増した』と語っている。また、新鮮味を保つためという理由からリハーサルではあえて同楽曲を歌わないようにしているとのことですが、今回はそれが空回りする形になってしまった」(前出・エンタメ誌ライター)
今回の歌唱への世間の反応を知り、中島の「雪の華」への苦手意識はより強まってしまったかもしれない。
(権田力也)