2月7日、フジテレビはこれまでドラマの再放送を行っていた枠を打ち切り、関西のバラエティ番組「怪傑えみちゃんねる」(カンテレ)をスタートさせた。しかし視聴者からは、この編成に批判が殺到しているという。
「これまでフジの夕方といえばドラマの再放送が当たり前でしたが、さらなる視聴率獲得のため、2月から『えみちゃんねる』を毎日、放送する枠へと切り替えました。しかし同番組は、上沼恵美子やゲストの毒舌や愚痴がウリで、関西色が非常に強い番組です。そのため放送当日のネット掲示板では、『初めて見るけど下品な番組だね。引いてる』『バラエティやるにしても、なんで関西のローカル番組なんだよ。関東人にはキツイ』『ドラマ枠を返して!』と、書き込みのほとんどが編成に対する不満や怒りの声で埋め尽くされました」(テレビ誌記者)
またフジはこの春から、夕方の報道番組も大改編。現在放送中の「プライムニュース イブニング」を終了させ、後番組に元同局アナウンサーの加藤綾子を起用すると発表した。
しかしこの判断も裏目に出る可能性があるという。
「フジは昨年から、もともとBSで放送されていた『プライムニュース』を地上波に持ってきて、キャスターも反町理をそのまま起用。しかし彼は主婦受けするルックスではなく、ハラスメント問題も一部で報道されたことで人気が低迷し、視聴率は夕方の報道番組の中で最下位に。そこで春からリニューアルとなったわけですが、新たに起用されるカトパンも決して主婦層から支持を得ているわけではない。そのため、フジの夕方の時間帯はさらなる壊滅状態となる危険性があるのです」(前出・テレビ誌記者)
はたしてフジの期待通り、上沼とカトパンがフジの救世主となるのだろうか。