シニアデビュー1年目にして国際試合で連勝を続けるフィギュアスケートの紀平梨花選手。四大陸選手権でのSP5位からの大逆転優勝といい、緊張を強いられるシーンでしっかりと結果を残す姿は、実に堂々とした大物ぶりだ。
2月10日放送の「Mr.サンデー」(フジテレビ系)では、紀平選手の専属トレーナーである橋本大侍氏を取材。四大陸選手権のフリーの当日、普段、紀平選手と接している橋本氏でさえ、驚くことがあったのだという。
「四大陸選手権のフリーといえば、SP5位からの挽回を期する緊張の場面。紀平選手はその日の朝の公式練習が終わった後、ホテルに戻ると英語の勉強を始めたそうなんです。普通なら演技が数時間後に迫り、スケートのこと以外考えられない状況であるはずですが、紀平選手は違いました。とてもポジティブで過去のことを引きずらないのでしょう。橋本氏も言っていましたが、いい意味でマイペースで自分のルーティンを自分のペースでやるタイプなのだそうです」(スポーツライター)
集中すると緊張するため、試合でもそのほかのことでも、集中するのは1分前と決めているという紀平選手。それまでは十分にリラックスし、直前に切り替えるのだという。紀平選手の強さは、その“切り替え力”の高さと、周りに左右されないマイペースなところなのかもしれない。
(芝公子)