お笑い芸人の小籔千豊が、車いすの女性への対応を絶賛され、ネットでは小籔株が“爆上げ”状態になっている。
「品川駅でタクシーに乗ろうとしている車いすの女性を見かけた小籔は、遠くから駆け寄り『何していいか、わからんから教えてください』と声をかけたようです。この、声をかけられた女性がいきさつと共に、感謝のツイートをしたものが拡散されました。女性の実体験として『大丈夫ですか?』と聞かれると反射的に『大丈夫です』と言ってしまう。しかし、小籔は『教えてください』と言ってくれたため、つい、甘えてサポートをお願いしてしまいたくなる言葉遣いに泣きそうになったというのです」(ITライター)
ネット上には「小籔さんイケメンじゃん! 顔以外は(笑)」「小籔にあまり良い印象なかったけど見方が変わったわ、顔意外」など、神対応への反響が上がっている。
お笑い系ライターは「小籔はもともとネチッとした芸風で、例えば『すべらない話』などで披露するエピソードトークも、相手の“認識の甘さ”や“勘違い”などによる間違いに対し、過剰なまでに“正論”を突きつけ、完全否定するといった話芸の芸人さん。言わば『言ってることは正しいけど、友達にはしたくない』というようなキャラクターだったわけで、そんなテレビのイメージとは正反対のギャップも手伝い、評価を一変させたという人が多かったのではないでしょうか」と分析する。
小籔といえば、2月18日に「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)で密着され、笑いに対する真摯でストイックな面を取り上げられたのも、好感度爆上げに一役買っているようだ。
「吉本新喜劇の脚本作りに真剣に取り組む小籔さんの姿は、視聴者の見る目を大きく変えたかもしれません」(前出・お笑い系ライター)
番組を見た視聴者からも「葛藤しながらも逆風を恐れない小籔さんの姿勢に勇気をもらった」「小籔さんの新喜劇への思いが伝わってきた」「仕事への姿勢が不器用だけどかっこよかった」と絶賛の声が多数あがっている。
テレビで見られる毒舌キャラの印象、それはまさにテレビの中だけのキャラ…ということのようだ。
(石見剣)