連続テレビ小説「まんぷく」(NHK)に、NHKらしからぬシーンが続々と登場しているという指摘がネット上で取りざたされているという。
NHKは国民が支払う受信料から番組が製作されているため、具体的な企業名や商品名などが放送されると宣伝になってしまうことから、多少不自然でも伏せられたり差し替えられたりすることで知られている。かつては同局の歌謡番組「レッツゴーヤング」などに出演した山口百恵が、名曲「プレイバックPart2」に登場する「真紅なポルシェ」という歌詞を「真紅な車」と差し替えて歌っていたことは有名だ。
しかし、2月22日に放送された第120話では、以前「まんぷく食品」に勤務していた今野浩喜演じる坂部勝が、田中哲司演じるテイコー食品にヘッドハンティングされたのではないかとの疑惑が発生。2月27日放送の第124話では長谷川博己演じる立花萬平をはじめとする「まんぷく食品」の面々から坂部は詰め寄られ、テイコー食品にまんぷく食品の5倍の給料を提示されてなびいたことを告白した。
「ネット上では坂部が演じた一連の騒動に、今野が大地真央と共演している消費者金融『アイフル』のCMを想起したとの声が続出。ドラマでは白い割烹着に帽子をかぶっていた今野ですが、CMでも板長を演じているため調理白衣と白い和帽子を着用。どうやら、この衣装の類似が朝ドラ『まんぷく』からCM『アイフル』を連想させたことに一役買ったようです。また、2月26日放送の第123話では、要潤演じる香田忠彦と瀬戸康史演じる神戸茂が、向かい合って浴槽に浸かるシーンが。これがまた本田博太郎と生田斗真が共演する入浴剤『バスロマン』のCMとまったく同じシチュエーションだったため、ドラマには商品名など出ていなかったにもかかわらず『バスロマン』がツイッターのトレンド入りを果たすほどでした」(テレビ誌ライター)
NHKも昭和の頃に比べると、かなりユルくなってきているということなのかもしれない。