3月28日放送のフジテレビ開局60周年ドラマ「砂の器」で天才ピアニストの和賀英良を演じるSexy Zoneの中島健人。この作品は言わずと知れた松本清張による同名の名作長編推理小説が原作だ。1962年にTBS系列で全2回のドラマ化がされたのを皮切りに、1974年に松竹で映画化、1977年にフジテレビ系列で全6回のドラマ化、1991年にテレビ朝日系列で単発ドラマ化、2004年には再びTBS系列で全11回のドラマ化をされており、これが6度目の映像化となる。
記憶に新しい2004年のドラマ化では、天才ピアニストの和賀英良を中居正広が演じ、原作にはないオリジナルキャラクターを演じた松雪泰子との悲恋を盛り込み、平均視聴率19.6%、最高視聴率26.3%を記録し大ヒット。DREAMS COME TRUEが担当した主題歌「やさしいキスをして」も30万枚以上の売り上げとなり、2000年代に発売されたドリカムのシングルでは最大の売り上げを記録。7年ぶりにこの年のNHK紅白歌合戦にも出場した。
「今作の『砂の器』は、ハロウィンでにぎわう東京・渋谷の街を中島演じる和賀英良が疾走するシーンから始まることがアナウンスされたため、ネット上では『昭和時代の差別や偏見がテーマなのに渋谷のハロウィンが冒頭シーンって何?』『中島主演というだけで世界観が崩壊』『名作を汚すな!』『金田一耕助に続き和賀英良までジャニタレに占有されるとは』などブーイングの嵐が起きているようです」(テレビ誌ライター)
主役のベテラン刑事・今西栄太郎を東山紀之が演じるというこのドラマ。違った配役で見たかった人も多いのでは?