3月1日に「第42回日本アカデミー賞」授賞式が都内で行われた。授賞式の様子は同日午後9時から日本テレビ系で放送されたが、司会の西田敏行のある発言がテレビ放送ではカットされてしまったことが物議を醸している。
「東京スポーツ」によると、カットされたのは西田と、嵐の二宮和也とのやりとり。「検察側の罪人」で優秀助演男優賞を受賞した二宮は、西田から「すごかったね、あなたは本当に素晴らしい俳優さん」と演技に関して賞賛する言葉をもらっているのだが、実はその前に、テレビ放送ではカットされてしまったやりとりがあったというのだ。
「二宮は西田から『嵐が終わるということは…』と切り出され、すかさず『嵐は終わらないですから。お休みするだけです、勝手に消滅させないでください』とツッコみを入れました。会場は笑いに包まれてウケていたようです。雰囲気が微妙になったり、空気が重くなることは一切なかったと。テレビでは何でカットされたのか不思議ですね」(テレビ誌ライター)
「東京スポーツ」は2月5日の紙面で「民放キー局のジャニーズへの忖度がひどすぎる」という内容の記事を掲載しているが、今回も「みんな笑っているのに西田さんの『嵐が終わる』という発言をカットするなんて、過剰反応もいいところだ」と報じている。
ネットでも「カットするほどの発言でもないよな」「ニノが怒ったわけじゃなく、笑ってツッコんでたんだから流した方が面白かったのでは」「むしろ、西田さんが炎上、嵐ファンの攻撃にあう事態になることを避けたのかもしれない」など、様々な意見が寄せられている。
「収録番組で出演者の問題発言をそのまま流して炎上につながった時に、過去にも『問題発言部分をカットしていれば炎上することもなかった』と指摘される例はあります。西田の炎上を未然に防いだのだとすれば、スタッフは“ファインセーブ”ということですけれど」(前出・テレビ誌ライター)
真相はどちらだったのだろうか?
(石見剣)