嵐のライブツアー抽選結果をめぐり、“古参ファン”と“新規ファン”の間で壮絶なバトルが繰り広げられているようだ。
1月27日に、2020年限りでグループとしての活動を休止すると発表していた嵐だが、3月1日には結成20周年記念のライブツアー追加公演に参加できる一部当選発表が行われ、ツイッター上に喜びと嘆きの感情がこだました。「当落出たー!」「嬉しすぎて涙止まらない」といった声から、「新規ファンなのに当選しちゃったって人、新規の自覚があるなら過去のLIVEのDVD最低でも10個は履修しなさい」「6年も落選し続けて今回こそは望みをかけたのに。既存会員が優先じゃなかったの?」「落選した既存会員があまりにも可哀想」「事務所は何してんの?既存は外れて新規は当選?」などの恨み節も飛び交っており、落選した怒りを“チケット転売の通報をしまくる”ことによって紛らわすというファンも散見された。
「複数の名義を使用することなく、10年近くも落選し、今回の記念ライブツアーにも当たらなかったというファンからすれば、活動休止発表後にファンクラブへ加入した新規ファンの当選報告ツイートに立腹してしまうのも無理はないでしょう。しかし、一部の新規ファンから当選者が出たということは、ある意味で事務所側が不正なく抽選を行っている証拠とも言えます。もちろん、中には転売目的であることを匂わせる投稿や、当選によって既存ファンへの嫌がらせや煽りのツイートをしている新規ファンも居ますから、しばらくは“既存ファンvs新規ファン”のバチバチの抗争は続きそうですね」(テレビ誌ライター)
今回の追加公演の抽選で、ジャニーズ側は「既にご入会されている方を優先とさせていただく予定です」と説明していたが、具体的にどのような方法で抽選を行っているのかは説明しておらず、その曖昧さにも古参ファンから非難の声が寄せられている。
ライブツアーの抽選を行うたびにこうした争いが起きてしまうのも、国民的アイドルとしての絶対的な人気と地位を確立したがゆえの苦悩とも言えそうだ。
(木村慎吾)