最終回に向かってカップヌードルの開発が加速している朝ドラ「まんぷく」(NHK)。カップヌードルの完成も気になるが、それと同等に視聴者が注目していることといえば、安藤サクラ演じる福子の娘・幸(小川紗良)の“意中の人”レオナルドの存在だ。幸が万博の会場で知り合い、家に連れてきたアメリカ人で、どうやら幸はレオナルドの恋人になりたがっているのだ。しかし、世良(桐谷健太)がレオナルドと金髪女性が腕を組んで歩く様子を目撃。幸の恋心の行方がどうなるか、福子(安藤)ら家族と視聴者が同じ気持ちで見守る展開に。
そんなレオナルドを演じているのがハリー杉山だ。
ハリーはイギリス人ジャーナリストの父と日本人の母を持つ34歳。2009年7月からマスコミ業界視聴率の高い、夕方の情報バラエティ番組「5時に夢中!」(TOKYO MX系)で“黒船特派員”として出演。黒船特派員とは“情報の開国を迫る”目的で登場する外国人リポーターのことで、曜日ごとに外国人またはハーフタレント1名が登場。番組アシスタント的な役割も果たしている。
ハリーは2012年4月から「ほっと@アジア」(NHK BS1)の水曜から金曜のレギュラー出演のため黒船特派員卒業。その後は「ノンストップ!」(フジテレビ系)など活躍の場を増やし、とうとう朝ドラデビューまで果たしたのだ。
「実は『5時夢』水曜コメンテーターで『ごごナマ』(NHK)のMCでもある美保純が、今年1月9日放送の『5時夢』出演中に『NHKの人はタレントさんや役者のことはあんまり知らないけど、黒船特派員のことはよく知っている』と明かしていたんです。確かに『あさイチ』(NHK)で現在キャスターをしている副島淳も、名前こそ日本人らしいですがアフロヘアがトレードマークのアメリカ人の父と日本人の母を持つハーフで、2013年4月からの1年間、黒船特派員を務めていました。また昨年12月15日放送の『菅田将暉TV』(NHK BSプレミアム)にも2011年4月から2年間黒船特派員を務めていた、カナダ出身のカイル・カードが出演していましたからね」(女性誌記者)
「黒船特派員」になりたがる外国人およびハーフタレントが増えそうだ。