お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが3月17日放送の情報バラエティー番組「AbemaNewsチャンネル」(AbemaTV)に出演し、お笑い芸人が法律に違反した薬物に手を出さない理由を語っている。
番組では、俳優でミュージシャンのピエール瀧容疑者が3月12日に逮捕されたことにより、一部テレビ番組やCMの放送自粛が決まるなど、多方面にもたらされた二次的影響について話題が及ぶと、ジュニアは「お笑い芸人はクスリは絶対にやってない」と切り出し、その理由として吉本興業にてコンプライアンスの講習を担う元警察官の言葉を引用した。
曰く、その元警察官は「(吉本興業に)これだけの人数が居て、これだけの団体で、これだけ薬物が入ってないのは不思議」と話し、続けて「給料400円、500円で10年~20年もやり続けるなんて、君たちはある種のジャンキーだ。笑いという快感を知ってしまったから止められない。だから他の薬物に手を出す必要性もない」と説明したという。
「スタジオに同席したドランクドラゴンの鈴木拓も『お笑い芸人は1人も(クスリを)やっていない』と誇らしげに語っていましたが、最後には『でも結構な割合で泥棒はいます』とコメントしています。たしかにお笑いの世界では現時点で薬物との関わりは発覚していませんが、未成年へのわいせつ事件や暴行など、クスリ以外の騒動や不祥事は後を絶たない現状があり、『薬物はやってなくても事件起こして問題になる吉本芸人はたくさんいるのであまり意味ない』『セーラー服盗んだ奴や無免許運転で解雇された奴はいたけどな』『そもそも薬物をやらないのが普通だから。芸人はやってない!ってなんでそんな当たり前のことで得意げになってんだ』という声も。騒動を起こすお笑い芸人が一定数いる以上、“クスリはやってない!”という主張にはあまり効力が無いのかもしれません」(テレビ誌ライター)
また、過去には松竹芸能に所属していた落語家で芸人の笑福亭小松氏が覚せい剤取締法違反容疑で複数回にわたって逮捕されている。
いつしか、「お笑いタレントは不祥事を起こさない!」と芸人たちが断言できる日が来ることを祈りたい。
(木村慎吾)