A.B.C-Zの5人には、小さな決め事がある。メンバー全員でその年にお世話になったスタッフを招いて忘年会を開き、感謝の気持ちを伝えるというものだ。酒が進むと最年長の五関晃一が「この5人、いいな。5人でいきたい」と言いながら号泣し、戸塚祥太が優しくなだめたことがあったという。絆が深まる“エビ流飲みニケーション”では、酒好きの彼ららしいエピソードがたくさん生まれるようだ。
飲み会の旗振り役は“元気印”塚田僚一になることが多い。今年は新年会も催され、塚田が決めた焼肉店に集まった。しかし、メンバー間で意識のズレがあったようだ。
「河合郁人もその店を知っていたので、『焼肉よりもすき焼きがおいしい』と意見すると、メインが焼肉からすき焼きにチェンジ。そして、サイドメニューを塚田と河合が決めかねていると、最年少の橋本良亮が刺身や一品料理を手っ取り早く決めていき、絶妙なチームプレーを見せたそうです。しかし、いざ運ばれてきた料理は、なぜか誰も手を付けない。結局、塚田がひとりで5~6皿をたいらげたそうですが、このとき塚田はメンバーと食の感覚にズレに、悲しみを覚えたのだとか」(芸能ライター)
元来、塚田は同期や後輩ら大勢で食事をすることが大好き。そして気前がいいため、高額でもおごる。気前が良すぎて、金欠になる月も過去にはあったほどだとか。しかし時には、“ブラック塚ちゃん”が顔を見せることもあるという。
「Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、その“犠牲者”となりました。塚田のほうが先輩ですが、2人は地元が同じ神奈川県で、実家も近い。ジャニーズJr.時代は、小田急線に乗って一緒に帰っていたほど仲が良かった。でも、デビューはキスマイのほうが先。そのお祝いにと大勢で食事に行き、塚田がおごったそうです。でも、2軒目は『おまえ、デビュー決まったんだからおごれよ』と態度を豹変させた。仕方なく宮田が全員分のお金をを出しました。まだJr.だった宮田にとってはまさに、なけなしのお金。かなりの痛手だったそうです」(前出・芸能ライター)
デビューを越された悔しさをぶつけたのか、メジャーアイドルの仲間入りを果たそうとする宮田に祝福と試練を同時にぶつけたのか、塚田の行動はナゾのまま。ひとつ言えるのは、この夜は後味が悪い酒だったということだ。
(北村ともこ)