4月19日から、山崎賢人主演の映画「キングダム」が公開される。同映画は、邦画界で久しぶりの大作映画になるという。
「人気漫画を実写化した『キングダム』は、中国で20日間にわたり、約1万人のエキストラが参加する大規模ロケを敢行。関係者によると日本映画としては最大規模の予算が投じられたそうで、一部では10億円以上だと噂されています。それだけに、大コケすることは許されないでしょう」(映画ライター)
同映画の主演を務める山崎は、これまで「一週間フレンズ。」や「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」など、数々の漫画原作映画の主人公を演じてきたが、興収的には苦戦が目立った。そのため彼も、本作で新境地を開拓し、実力派俳優として認められたいという思いが強いことだろう。
しかし一部の俳優ファンの言動が、「キングダム」から映画ファンを遠ざけている可能性があるという。
「アイドルファンや若い俳優ファンの中には、勝手にカップリングして他者に共感を求める“カプ厨”と呼ばれる人たちが存在するのですが、今回の『キングダム』出演者である山崎、橋本環奈、吉沢亮でも、それが行われているんです。特に橋本×吉沢の組み合わせが人気で、SNSでは『(試写会で)お亮と環奈、距離近ない? いやあああ好き! 尊い! 萌え!』『2人は結婚するって私が決めてるから早く結婚して』『凄い子供が生まれるんだろうなって思いながら2人を見てます』といったコメントが溢れています。そんなノリが、一般の映画ファンをドン引きさせており、俳優たちをアイドル視する層が支持する映画という印象が強くなっているんです」(前出・映画ライター)
キャストの影響でアイドル映画との印象が持たれている「キングダム」。果たして公開後、口コミなどで、コアな映画ファンも取り込むことができるだろうか。