一部の地域を除けば、お花見シーズンも過ぎた頃ですね。さて、日本では桜といえばソメイヨシノが有名ですが、それが散った後に一足遅く咲く「八重桜」も、花びらいっぱいで愛らしく人気です。ちなみに、八重桜とは品種ではなく、花びらがたくさんある“八重咲き”になる桜の総称をいいます。
この八重桜、花見にももちろんよいのですが、自家製で塩漬けにするのがオススメ。作り方は、まず桜の花を軸ごと摘み取って、たっぷりの水でやさしく洗います。そして、キッチンペーパーで水気を拭き取り、桜の花の4分の1の重量の塩でひと晩漬けます。翌日に水分を絞って、塩と同量の酢(りんご酢、白梅酢、赤梅酢などがオススメ)で漬け込み、重石を乗せて3日経ったら、再度水気を絞って、たっぷりの塩をまぶして保存します。
桜の葉はたっぷりの熱湯でさっと茹で、冷水にとってから水を切り、50%の食塩水に2~3日漬ければOK。保存用ビニール袋を使えば、もっと手軽にできますよ。
花はパウンドケーキに入れたり、アイスと混ぜたりするとよいでしょう。葉は桜餅、手まり寿司などに使えます。このように、八重桜の塩漬けなら、1年中桜を楽しむことができます。ぜひ試してみてくださいね。