ひとり娘との大ゲンカなどが原因で、父・梅宮辰夫宅での三世代同居をあきらめ、別居状態にある梅宮アンナ。今月発売したエッセイに綴られた私生活に対しては世間から「育児放棄」との声もあがっている。夕刊紙の取材でそんな声に反論しているアンナだが、子育て中の女性誌ライターが憤慨した様子で語る。
「アンナさんが取材で語っている内容は、虐待親の自己弁護に聞こえてしまいます。娘さんとの大ゲンカについて『いつも真剣にぶつかってくるから』と言い換えていますが、家具が壊れてしまうような母娘ケンカは明らかに異常です。しかもケンカに至った原因の一つは勝手に娘さんの荷物を廊下に放り出したことなのに、なぜか『今まさに反抗期』だと娘さんのせいにしてしまっている。一体、誰の目線で語っているのかと驚きますね」
そんなアンナはまるで一般論であるかのように、「ずっと一緒にいるとケンカになるので、ある一定の距離ってすごい大事なんだなと思う」とも発言。この論理に従うと、あらゆる親子は別居すべきということになるわけで、暴論との批判は免れないだろう。女性誌のライターが続ける。
「アメリカに行ってみたいと言う娘さんについて、アンナさんは『留学させることも考えています』と呑気に答えています。しかし14歳の子供が親元を離れての海外暮らしを考える時点で、すでに異常な親子関係だと気付かないんでしょうか。しかも祖母の梅宮クラウディアさんがロサンゼルス生まれのアメリカ人なので、その影響を受けている可能性もあります。おそらく娘さんは母親よりも、愛情をもって接してくれる祖母のほうに懐いているのかもしれません」
ちなみにアンナは、一人っ子の娘が精神的にませているとも語っている。だが一人っ子家庭は15%程度と珍しくなく、都会ではさらに割合が増えるのが実情だ。となると娘がませているのは家庭環境に理由があると考えるほうが合理的だろう。このように子育てを放棄しているアンナはまさに、自著のエッセイ「女は『ひとりの時間』に磨かれる」のタイトルを地で行く状況のようだ。
(白根麻子)