俳優の木村拓哉とタレントの工藤静香の次女でモデルのKoki,が、6月21日にリリースされる人気アーティスト・三浦大知の新曲「片隅」を作曲したことが発表されると、様々な意見が飛び交う展開に。
かねてから、世界的ブランドのアンバサダーや、大手企業のCM、映画出演をすることなく獲得した映画賞など、スーパーアイドルのサラブレッドらしい“順風満帆”な滑り出しの芸能生活に、一部「ゴリ押しが過ぎる」などと揶揄されたKoki,だけに、「キムタクの娘ならドラマの曲だって作曲できるの?」「もう宇多田ヒカルを超えているのでは」といった皮肉交じりの声も聞こえてくる。
この楽曲は、4月10日から放送が開始されたドラマ「白衣の戦士!」(日本テレビ系)の挿入歌となっており、このあたりからも“仕掛け感”は伺えるものの、三浦が歌唱する音源が公開されると、その反応には変化が訪れているようだ。
ネット上には「三浦大知ファンはこんなにも素敵な楽曲を提供してくださったkokiさんに感謝していると思います!」「三浦大知くん歌う kokiちゃん作曲の『片隅』 切ない感じの素敵な曲じゃん」「彼にありそでなかったタイプの歌をくれて、有難う この歌で彼はもっと、はばたける」と賛辞が並んでいる。
「実はKoki,の作曲家デビューはすでに2年前の14歳のとき。母である工藤静香のデビュー30周年記念アルバム『凜』の中で『鋼の森』『かすみ草』『Time after Time』の3曲を手掛けています。うち2曲は工藤さん自身(愛絵理名義)の作詞ですから、ある意味での“習作”ともいうべきでしょう。当時、メイン曲となった『鋼の森』は壮大なミディアムバラードでした。いささか凡庸な印象とも言えますが、そこは工藤のクセの強い歌唱においては、ちょうどいい味付けと見ることもできますし、14歳であることを考えれば大したものです。ちなみに、中島美嘉にも『夢』という曲を提供していますが、こちらはCD化されておらず、彼女のライブでしか聴けません」(音楽ライター)
作曲といっても、“どこまでやるか”は人による。楽曲イメージは編曲家が担っているケースが多いものだ。
「ネットでは『編曲家がいい仕事をしたのか』『似た曲が後で発掘されないことを祈る』『規格外の天才!』といった声もありますが、さすが、三浦大知が歌っているだけあって、聴き応えのある楽曲です。2017年、2018年と2年連続で『NHK紅白歌合戦』に出場している三浦だけに、今年も出場に期待できますし、その際、話題性も兼ね備えたこの曲を披露する可能性だって十分にあるでしょう」(前出・音楽ライター)
その場合、Koki,の“タレント性”なら審査員席にいたっておかしくない!?
(小机かをる)