アーティストの三浦大知が4月10日、自身のインスタグラムにて、6月12日発売の最新曲「片隅」が放送中のドラマ「白衣の戦士!」(日本テレビ系)の挿入歌に使われていることを明かした。さらに三浦は「今回はKoki,ちゃんが作ってくれたメロディーを元に」と綴っており、木村拓哉と工藤静香夫妻の次女でモデルのKoki,が作曲を手掛けたことを明かしている。
この報せに、世にはびこるKoki,アンチたちからは「三浦大知を利用するな」「やっぱ親の七光り」といった批判が噴出。またもや炎上騒ぎかと心配になりそうなものだが、実際にはそういったアンチの声は少数派なのだという。音楽ライターが語る。
「三浦のファンからはKoki,に対するアレルギーはほとんど聞こえず、『曲を聴きたくドラマを観ました』『サビのメロディが切なくていい』『涙が出そうになった』などと絶賛の声ばかりが聞こえてきます。そしてアンチに対しては『外野がうるさい』『曲を聴いてから言ってほしい』といった反発の声も少なくないのです。ファンには、三浦が選んだ曲なら間違いないとの信頼感があるため、その作曲者がKoki,であろうと誰であろうと三浦の曲として楽しむだけ。むしろ『大知クンが選んだ』としてKoki,を歓迎、応援する声が多いようです」
とはいえ、16歳の高校2年生が作った曲を、三浦のような武道館アーティストが何の抵抗感もなく受け入れるものだろうか。そこにはやはり、キムタクと静香の娘という七光り効果が働いているように思われても仕方なさそうだが…。
「そう思う人には、三浦が何歳でデビューしたかを思い出してほしいですね。彼は9歳でダンス&ボーカルグループ『Folder』のメインボーカルとしてデビューし、“三浦大知”として改めてソロデビューしたのは17歳のとき。つまり現在のKoki,と同年代からすでにソロアーティストとして活躍しているのです。それゆえ三浦には『16歳の作曲家』に対する偏見などあるはずもなく、Koki,のことも二世タレントではなく若手作曲家として捉えているはず。もちろんKoki,が世に出たきっかけが二世であることは確かですが、実際のところ芸能界には二世だらけですよ。そのなかで才能のある者だけが残れる実力の世界ですから、Koki,の生まれに文句を付けること自体がナンセンスなのです」(前出・音楽ライター)
モデルとしての異様な厚遇には文句をつけたくなるのも致し方ないが、「作曲家:Koki,」に関してはその楽曲で評価されるべきではないだろうか。
(白根麻子)