歌謡界の重鎮もまた男女の事情で世間を大いに騒がせた。その事例を振り返っていこう。
歌手の玉置浩二はその圧倒的なハスキーボイスと哀愁で多くの美女を虜にしてきた歴史があるが、女優の石原真理子だけは手に負えない存在だったのかもしれない。2人の騒動は2006年に石原が発表した暴露本「ふぞろいな秘密」から始まった。
「石原による自伝というスタンスで発売されましたが、そこには1980年代に石原が関係を持った人気芸能人たちとの詳しい男女の情事についてや、かつて不貞交際していた玉置浩二から殴る蹴るの暴行を受け、それが原因で腰椎を骨折していたことなどが綴られていました。もちろんこの暴露によって玉置へのバッシングは強まりましたが、なぜかその暴露本発売の3年後に2人は復縁し、再婚。『一体どうなってるんだ!?』とお茶の間の度肝を抜くと、その婚姻届けも石原が米国人の前夫との結婚関係を解消していなかった為に受理されず、そのまま玉置と再び破局しました。2人の謎の茶番劇にワイドショーが盛大に振り回された格好です」(テレビ誌ライター)
また、夫婦の関係が“寝室での鉢合わせ”事件で一気に解消されたケースもある。
元モーニング娘。の矢口真里は2011年に俳優の中村昌也と結婚し、身長差およそ50センチの夫婦として話題を集めたが、その2年後に矢口のタレントとしての活動方針を変えざるを得ない「大事変」が勃発した。なんと当時夫だった中村が予定よりも早く地方ロケの撮影から帰宅すると、寝室で若い男性が矢口と並んで裸で寝ていたというのだ。
すぐに起きた“マッパの2人”は慌てて中村に謝罪するも、この一件が原因で中村は離婚を決意し、後に矢口は当時の不貞相手と結婚。また、1年半ほどの謹慎期間を経て、完全にバラエティの世界に復活した矢口に対して、不貞をされた側の中村は活動の機会が徐々に減少し、2人の明暗は皮肉にもくっきりと別れてしまった。
(木村慎吾)