4月16日にスタートした吉高由里子の主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)が、顔ぶれ豊かな女性キャストで話題になっている。吉高が勤務するウェブ制作会社の先輩で育休中のママを演じる内田有紀に対しては「43歳なのに美しすぎる!」と絶賛の声が続出。また中国料理店の店主として中国語訛りの日本語を連発する江口のりこには「再現度高すぎ」と感心せざるを得ないほどだ。
そして吉高の同僚を演じるシシド・カフカは、融通の利かない真面目な努力家という役柄を完璧にこなしており、ファンからは「カッコいい!」「感情を吐き出すシーンに共感した」といった絶賛が寄せられている。ところがそのシシドに対して、大いなる勘違いを抱く視聴者が少なくないというのだ。テレビ誌ライターが指摘する。
「堅物のウェブディレクターを演じるシシドを見て、『この人、日本語上手いねえ』との感想を抱く人が少なからずいるようです。たしかに彼女は175センチの長身に加えてルックスも少し日本人離れしたところがあり、それでいて“シシド・カフカ”という芸名ですから、外国人だと思い込んでいる人も少なくないようですね。女優としての活動実績もあるものの、テレビドラマは17年の『カンナさーん!』(TBS系)で空間デザイナーを演じて以来2年ぶり。しかもそのころはロングヘアがトレードマークだったため、今作でのショートカットが新鮮で、これまでの出演作とイメージが重ならないようです」
シシドは17年に放送されたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」にも、ヒロイン役の有村架純と同じアパートに住むOL役で出演。ただ同作ではトレードマークのパッツンヘアを封印してデコ出しにしていたことから、その役柄とシシドがリンクしていない視聴者も多かったようだ。
「そのように外国人と間違われがちのシシドに加えて、本作の主題歌を担当するアーティストのSuperflyも、一部の視聴者から外国人シンガーと思われているようです。しかし彼女も本名が越智志帆で、愛媛県の短大を出たれっきとした日本人。まさか平成が終わろうとするこの時代に、名前がカタカナや英文字だというだけで外国人に間違えられるとは驚きですね」(前出・テレビ誌ライター)
恥ずかしい思いをしないように気を付けたいものだ。
(白根麻子)