情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)のMCを務める加藤浩次が、ツイッターなどのSNSに対して無理解な面を垣間見せた。
4月23日の放送では、SNSで問題になっている“強制ネタばらし”について特集。例として上映中の映画「名探偵コナン 紺青の拳」をあげ、同映画を見に行くとツイートすると犯人の名前をリツイートしてきたり、自己紹介欄で犯人をバラす例があとを絶たないと紹介した。その対策として、映画についてツイートしないという方法を紹介していたが、これに加藤が噛みついたのである。
加藤は、「そもそもツイッターだから何をつぶやいてもいいんだけど」と前置きしたうえで、「『コナン見に行く』って言う必要ある?」と指摘。さらにはそれらのツイートをするユーザーに向かって『大人なのに』と断じたのである。こういった今どきのツイッター事情に対して無理解と言える発言について、芸能ライターが指摘する。
「加藤に対してスタジオの共演者は、これが世間では当たり前との集中砲火を浴びせていました。それはその通りなのですが、視聴者の反応はというと、加藤の姿勢を『まさに正論で納得できる』と肯定する声が少なくなかったのです。面白いのはそれらの声が、普段からSNSを利用しているユーザーと、SNSを使いこなしていない層の両方から聞こえてくることですね」(芸能ライター)
このうちSNSユーザーのほうは番組を直接見たのではなく、SNS上で拡散された加藤の発言に反応しているようだ。それに対してSNSを使いこなしていない層は、「スッキリ」を観たうえで加藤に共感しているという。
「朝の情報番組は家庭の主婦がメインの視聴者で、ツイッターを使っていない人たちも少なくありません。それゆえ、加藤が示した“ツイッターに対する漠然とした拒否感”がとてもシックリくるのです。これぞまさに視聴者目線であり、情報番組のMCを務めるには重要な資質でしょう。その加藤は4月に50歳の誕生日を迎えるアラフィフで、一男二女を育てる父親。まさに『スッキリ』の視聴者層にはドンピシャであり、その正論に説得力を感じる人も多いのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
加藤自身はツイッターなどのSNSとは無縁で、相方の山本圭壱がツイッターとインスタグラムを開設しているのとは対照的だ。そういった面も情報番組のMCにはまさに適任なのかもしれない。
(白根麻子)