山下智久が主演のドラマ「インハンド」(TBS系)が好評だ。同作では、寄生虫学を専門とする不愛想・ドS・変わり者の天才生命科学者を熱演中。右手には、黒いロボットハンドのような義手を装着している。
山下といえば、ジャニーズタレントでは生田斗真、風間俊介と並んで俳優として高く評価されている。作品の看板となる俳優だ。ただ、ほかの2人と違うのは、NEWS脱退後はソロアーティストに転向して、アルバムをリリース、コンサートツアーも成功させていることだ。そのうえで、ジャニーズでもトップランクで海外に精通している。
「海外でも音楽家、役者として活動したいと思った20代から、とにかく外国人の友だちを増やし、英語で会話するよう心掛けているそうです。昨年には、アメリカのロサンゼルスに2カ月も留学。平日は語学学校に通い、伝統ある演劇スクールでもレッスンを受けています。スキルアップのため、ランチやディナーは外国人と一緒。わからない英単語を覚えるために、単語帳を作るなど、努力を怠らなかったそうです」(芸能関係者)
14年から15年にかけて放映されたレギュラー番組「大人のkiss 英語」(フジテレビ系)では、流ちょうな英語を披露。その経験を生かして、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが来日した際、英語でインタビューをしている。今年1月には、初の海外進出作品で、全編英語&中国語の映画「サイバー・ミッション」がロードショー。米国グラミー賞授賞式のリポートや、英語での作詞など、国際派タレントとして確実に歩みを進めている。
「そんな“外交努力”によって、今は7カ国に友だちがいるそうです。アメリカ、中国、タイ、韓国、マレーシア、ポーランド、そして日本。昨年は『第21回上海国際映画祭』に出席し、アジア圏内の知名度を高めたと同時に、中国版のTwitter『Weibo』を開設。ジャニーズ所属タレントが個人SNSアカウントを持つのは初めてとあって、初投稿からわずか1日でフォロワー数が21万人を突破しました」(前出・芸能関係者)
「インハンド」の初回放映日(4月12日)には、同局の「ぴったんこカンカン」に出演。様式美を感じられる日本そば、巨大豚丼を自分のスマホで撮り、Weiboにアップしていた。
いつか“世界の山P”となる日がやってきそうだ。
(北村ともこ)