2020年いっぱいで活動を休止すると発表した嵐。発表までの間、メンバー5人で何度も議論を重ねたという。今年に入ってからは、貴重な5ショットを収めるため、メンバー全員がそろった地方、海外ロケが増えたようだ。7月1日からは、初の展覧会「ARASHI EXHIBITION “JOURNEY” 嵐を旅する展覧会」を東京・ソニーミュージック六本木ミュージアムで開催する(公式ファンクラブの会員のみ参加可能)。
嵐は日本を代表するトップアイドルとあって、メンバー同士がプライベートで旅行することはほぼ不可能だ。ところが、およそ16年前には、奇跡的に箱根旅行をしている。といっても、連ドラ撮影期間中でスケジュール調整ができなかった櫻井翔は不参加。松本潤、相葉雅紀、二宮和也、大野智の4人が集まった。
「『なまあらし LIVESTORM』(フジテレビ系)というレギュラー番組の収録を終えたあと、翌日がオフなので温泉に行こうとなり、本当に集合したそうです。愛車を出したのは、相葉。1人ずつをピックアップしていったそうですが、集まった時点でマツジュンはビデオカメラを回していて、超ノリノリ(笑)。でも、往路の海老名のサービスエリアで相葉からマツジュンに運転を交替したあと、プチ事件が発生しています」(芸能関係者)
最初の料金所でいきなり、松本が車をこすってしまったのだ。相葉の愛車は、右ハンドル。当時の松本は左ハンドルに乗っていたため、クルマの感覚が合わなかったのだろう。よほどの衝撃だったのか、相葉はこの悪夢から16年も経った今でも、はっきり覚えているという。
「でも、旅そのものは楽しかったそうです。みのもんたさんに教えてもらったおそば屋さんに行ったり、櫻井のために楽焼でお皿を作って、4人でメッセージを書きこんだり。その皿が焼き上がるまではゲームセンターで時間をつぶし、プリクラを撮ったそうです」(前出・芸能関係者)
プリクラはその後、4人の携帯電話の裏側に貼られていたという。
嵐のほのぼのエピソードは、まだ国民的アイドルと呼ばれる前からあった。アラフォーになり、誕生日プレゼントの交換を今なお続けている仲良しルーツは、このころに完成したものかもしれない。
(北村ともこ)