今の若者は、「恋人欲しい願望」が薄れているとよくいわれます。2014年度の「結婚・家族形成に関する意識調査」では、20代男女の約4割が「恋人が欲しくない」と回答。4割というのはなんだか多いような感じがします。一昔前までは、恋人がいないと後ろめたい気持ちになって、恥ずかしいというのが一般的でしたが、いまはどうなのでしょうか?
30代になると恋人だけではなく、結婚の問題が加わるため、一概には20代と比べられませんが、どのくらい恋人が欲しいという統計があるのでしょうか。同じ内閣府の調査では、30代の男性は31.6%、30代の女性は35.2%が「恋人が欲しくない」と回答。30代になると少し減るようですね。30代の男性の方が少なくなっているようです。
他の調査を見てみましょう。ブライダル総研が行った2015年の調査によると、30代女性は全体の約70%が恋人はいませんでした。30代男性については80%が恋人がいません。一方で、20代女性は46.2%に恋人がおり、どの年代、性別よりも多い結果となっていました。20代女性では、恋人がいないこと自体に多少の後ろめたさや恥ずかしさを感じるのかもしれませんが、30代以上になると、もはや恋人がいるほうが珍しいようです。
もし、それでも「恋人がいない!」と嘆くのなら、これがヒントになりそう。作家の佳川奈未さんの著書「おもしろいほど『愛される女』になる魔法の法則」(PHP研究所刊)には、「恋人がいない!」が口ぐせの人は今すぐやめて、それを「恋人ができる!」に変えるだけで、素敵な恋人が現れると書かれています。なぜなら、恋人ができない、いないというのは単なる思い込みで、きちんと自分の気持ちや男性、恋愛について向き合ってこなかったからだといいます。思い込みをなくすためにも、この口ぐせ、変えてみるのもいいかもしれませんね。