5月29日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)に出演した「にゃんこスター」のアンゴラ村長が、お笑い芸人にはあるまじき存在感の薄さを露呈してしまった?
この日は「埼玉vs千葉」をテーマに、「千葉女子」として相席スタート・山崎ケイ、元モーニング娘。の市井紗耶香、そして元AKB48の秋元才加が出演。その3人に茶々を入れる役目で、埼玉女子の益若つばさ、夏菜、アンゴラ村長も登場した。そんないずれ劣らぬ個性を持った面々のなかで、アンゴラ村長だけが空気同然の置物感を醸し出していたというのである。
「番組では千葉にまつわるエピソードを次々と紹介し、山崎、市井、秋元の3人が自慢気に語るところに埼玉女子がツッコミを入れるという構成でした。ところがアンゴラ村長はただ微笑を浮かべるだけで会話に参加できず、放送開始から30分以上も無言。千葉女子は学校ではジャージに着替えるという話題になった時、MCの後藤輝基から『(埼玉では)制服でしょ?』と訊かれ、『そうです、制服でした』と答えたのが唯一の出番だったのです」(テレビ誌ライター)
番組の終了直前には、千葉の柏市によく通っていたと告白した益若に乗っかり、「私もちょっと縁があって、高校生のときに柏でドリームコンテストっていう自分の夢をプレゼンする大会があって、それで優勝して10万円もらったんです」とようやくの自己主張だ。しかしこれを加えても彼女のしゃべった場面はわずか15秒足らず。しかもトーク以外の場面でも彼女は見どころを作れなかったというのである。テレビ誌ライターが続ける。
「番組ではMCの後藤が千葉の商店街を巡るロケVTRを放送。画面隅のワイプで出演者たちの表情を抜いていましたが、アンゴラ村長は開始後2分30秒まで一度も抜かれなかったのです。計5分ほどのVTRでアンゴラ村長の顔が映ったのはわずか3回のみ。他の出演者はいずれも10回以上は抜かれていたので、その冷遇ぶりは可哀想なほどでした」
VTR中のワイプで他の5人は驚いたり爆笑したりと、表情豊かに感情を表現していたのに対し、アンゴラ村長は真顔でいるか、感心したような微笑みを見せるだけ。これでは制作側が編集段階で「この表情、使えねぇ!」と頭を抱えても不思議はないだろう。
「そのアンゴラ村長は、早稲田大学の附属校から内進で文学部に進んだインテリ。他のバラエティ番組でも育ちの良さがにじみ出る場面が多く、お笑い芸人として弾けることのできない原因かもしれません。ただこの日共演した山崎ケイも私立高から早稲田に進んだ才媛で、アンゴラ村長とは同じ学部の先輩。村長は今回の悔しさを糧に、大学でも芸能界でも先輩の山崎からいろいろと学んでほしいものです」(前出・テレビ誌ライター)
男女お笑いコンビという点でも山崎と共通点を持つアンゴラ村長。どうせなら「ちょうどいいブス」キャラも真似たほうがいいのかも?
(白根麻子)