2016年4月に新設された深夜ドラマ枠「オトナの土ドラ」で6月1日に始まった「仮面同窓会」(フジテレビ系)に注目が集まっている。
雫井脩介氏による同名小説が原作で、兄の事故死や高校時代に体罰を受けていたことなど、イヤな思い出があることから故郷の狐狸山を離れていた洋輔(溝端淳平)が、勤務先の異動により狐狸山に戻り、高校の同窓会に出席したことから始まるサスペンス。洋輔と小学校から高校まで一緒に過ごした幼なじみには、川栄李奈の夫である廣瀬智紀、奥菜恵の夫である木村了、「下町ロケット」や「陸王」(ともにTBS系)などで知名度をあげた佐野岳がキャスティングされている。
中でも佐野が演じている皆川希一は、支配欲が強く傍若無人ないわゆるオラオラ系のクズ役で、これまでに佐野が演じてきたエリート感や真面目さが一切見えないため、一部のファンからは「こんな佐野岳は見たくなかった」とまで言われている。
6月1日放送の第1話では、雛形あきこ演じる美術教師との濃厚なキスシーンがあり、ちゅぱちゅぱと音を立てて雛形の唇を吸う様子が艶っぽいと話題になった。ところがネット上ではそれと同時に「佐野岳がパンサー尾形に見えて笑ってしまう」「ナダルが演技してるみたいで笑える」といった声が。
「これまでにも佐野は、お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダルや、お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘と似ていると指摘されていて、2015年10月3日には尾形と並んで同じ表情とポーズの写真をツイッターに投稿したこともあるほど。原作小説によると佐野演じる希一は、回を追うごとにシリアスかつダークにクズ度がアップしていくはずなので、ナダルや尾形に似ていることで支障が出ないか心配です」(女性誌記者)
これまでとは違ったイキリ具合が非常に腹立たしく見える希一を好演している佐野。お笑い芸人に似ている容姿を忘れさせてくれるほど背筋が凍る演技に期待したい。