女優・広瀬すず主演のNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」。東京編が始まり、秋の臨時採用試験を突破して憧れの「東洋動画」で働き始めたヒロインのなつ(広瀬)だが、身に付けるファッションにも注目が集まっている。
「それまでアルバイトしていた新宿・川村屋を出て、兄の咲太郎(岡田将生)とおでん店『風車』の二階で暮らし始め、元ダンサーだった女将・岸川亜矢美(山口智子)が集めた服を『どれでも好きなものを着ていいから』と言われ身に付けるのですが、そのファッションが『レトロで可愛い!』『なっちゃん、あか抜けたなぁ!』といった声が寄せられています」(テレビ誌ライター)
服のコーディネートは、元ダンサー・亜矢美の手によるもの。ちなみに初出勤の日になつが身に付けたのが、真っ赤なハイネックのノースリーブにレモン色のカーディガン、膝丈のボックススカート。そして髪には太いヘアバンド。それ以来、色鮮やかな原色を基調とした派手なファッションに、先輩である大沢麻子(貫地谷しほり)から「男を探しにきてるのか」と叱責され、憤慨する一幕もあった。しかし、このファッションにはモデルがいるという。
「朝ドラの主人公・奥原なつのモデルと言われる女性アニメーターの草分け・奥山玲子さんもヘアバンドをしてとてもファッショナブル。東洋動画のモデル東映動画の社員時代は、1日も同じ服を着て出社したことがないという伝説の持ち主です」(ファッション誌ライター)
北海道・十勝編とは打って変わってオシャレになった広瀬演じるなつのファッションも朝ドラをみる楽しみの一つだが、なつのファッションを現在放送中のあのドラマと比べる視聴者もいる。
「それが俳優・古田新太が女装家の高校教師を演じるドラマ『俺のスカート、どこ行った?(俺スカ)』(日本テレビ系)。このドラマの中で女装家の原田のぶお(古田)が身に付けるファッションが、はっきりした単色使いを軸とした60’sファッション。この二つのドラマをみたファンからは『なつぞらの衣装可愛い~ 俺のスカートの古田さんの衣装も可愛い~ あの時代の服もうちょっとポピュラーになってくれんかな』といった声もネットでは上がっています」(前出・ファッション誌ライター)
ドラマだけではなく、1950年代、60年代のレトロファッションも流行するかも!?
(窪田史朗)