人気番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)でMCを務めるお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之を含む複数の芸人が、反社会的勢力の宴会で闇営業を行っていたとされる騒動に関して、同番組を放送するテレビ朝日の広報部は6月7日、今後の放送予定に「影響はありません」と発表している。
写真週刊誌「フライデー」は7日、詐欺グループが主催した2014年の忘年会に宮迫やレイザーラモンHG、ロンドンブーツ1号2号の田村亮といった吉本興業所属タレントが同席し、事務所を通さないいわゆる“闇営業”を行っていたと報道。また、同じく吉本所属のカラテカ・入江慎也がそうした反社会的勢力と他の吉本芸人とを仲介していたとも伝え、結果として入江は吉本興業から契約の解消という重い処分を受けるに至っている。
一昨年の“オフホワイト不貞”に続き、またもや週刊誌の餌食となってしまった宮迫だが、自身の参加した宴会の主催者である組織がよもやの詐欺グループであったことは「全く知らないです」と話しており、解雇の処分を受けたのも入江のみ。さらにはテレ朝広報部からも「アメトーーク!」の放送スケジュールに変更がないことも発表され、半ば“守られている”状態となった現状にはネットから不満の声が噴出した。
「吉本にとって最も大きなダメージは所属タレントが全国放送の地上波テレビ番組レギュラーを失うことで、中でも『アメトーーク!』は吉本の若手を積極的に売り出すことのできる場としても重宝してきた格好のコンテンツです。つまり、今回の騒動における登場人物の一人であったとはいえ、同番組の顔でもある宮迫を解雇とすることは絶対に避けたいでしょう。一方で、最近の入江は独自のコネクションから仕事を確保することが多く、自身の会社も設立。吉本興業からそもそも距離を置き始めていた為、会社としては彼を切ることでこの騒動に蓋を閉じたいというのが本音かもしれません。もちろんネットからは今後の『アメトーーク!』に関して、『さすがに何も知りませんでしたで納得できる内容ではない』『宮迫の不貞に興味は無いが、反社(会的勢力)と交流があったとなると問題だ』との非難の反応が出ています」(芸能ライター)
入江との契約を解消し、“トカゲの尻尾切り”で事態を収束させたいとも受け取られかねない対応だが、「アメトーーク!」の視聴者に加え、同番組のスポンサーはその対処で果たして納得するだろうか…今後の動きに注目したいところだ。
(木村慎吾)