14年に行われた詐欺グループの忘年会に出席していたとして、所属の吉本興業から厳重注意処分を受けたお笑い芸人「ガリットチュウ」の福島善成が、さっそく仕事をひとつ失ってしまった。6月9日に行われたサッカーJ2公式戦での営業が取りやめになったもの。
この日は愛媛県・ニンジニアスタジアムにて「愛媛FC対柏レイソル」が行われ、ガリットチュウはスタジアム内外を盛り上げるスペシャルゲストを務める予定だった。だが闇営業の一件が報じられたことで急きょ不参加が決定。代わりに相席スタートの山崎ケイと、とにかく明るい安村の二人がピンチヒッターを務め、無事にファンを盛り上げていたようだ。
「急に代役が決まった安村は本番前日に『明日は誰も望んでない何万人の所に突入していく恐怖』とツイートするなど、相当ナーバスになっていた模様。山崎も対戦チームの地元である千葉県柏市出身で、通常なら招かれざる客ですが、試合後には『柏に勝ったぞー!』と雄たけびをあげてファンの喝さいを浴びていました。しかも愛媛FCが3試合ぶりの勝利を飾ったことで、二人は勝利の女神として歓迎されていたようです」(お笑い系ライター)
災い転じて福となすを地で行く結果に、招聘側の愛媛FCもさぞや胸をなでおろしていたに違いない。そんな快勝劇の裏で、ワリを食った芸人がいたという。
その筆頭はもちろん、ガリットチュウ福島の相方である熊谷茶だ。試合当日の9日はやはり仕事がなかったようで、相方の不祥事で稼ぎを減らす結果となった。そしてもう一人は、その人畜無害ぶりで知られるイケメンの中堅芸人だったという。前出のお笑い系ライターが指摘する。
「愛媛FCのイベントには相席スタートから山崎ケイのみが出演し、相方の山添寛にはお声が掛からなかったのです。その山添は高校までサッカー部でしたから、Jリーグの営業で外されるとはなんとも悲しい話。その理由はおそらく人数の都合でしょう。ガリットチュウ不参加のお詫びとして吉本では派遣する芸人を2組に増やしたものの、日曜日の羽田/松山便はけっこうな需要があるのでおそらく満席だったはず。そのため知名度で山崎ケイに劣る山添を外したのではないでしょうか。山添は存在感の薄さでも知られていますが、愛媛ファンの反応を見ると〈〈ケイちゃん見れた!〉〉〈〈意外に可愛かった〉〉という声ばかりで、山添不在についての話題はゼロ。どうやら吉本の判断は正しかったようです」
当の山添は相方不在の同日、ガンバレルーヤの単独ライブを観に行ったり、高校の同窓会にも参加したことをツイート。彼にとっては結果オーライだったのかもしれない。
(白根麻子)